2024.02.09 | Podcast

【しくじり経営者01】株式会社マスターピース 代表取締役 吉永亮 社長

今回しくじりエピソードを語っていただけるは、株式会社マスターピース 代表取締役 吉永亮 社長です。

 

(プロフィール)
1985年8月5日生まれ。兵庫県西宮市出身。AB型。
大学卒業後、楽天からキャリアをスタートさせ、その後ビズリーチ・JACに在籍。
2019年5月に株式会社サードプレイスを設立。人材紹介業を営む。
2019年10月より、大阪の福島にて、コワーキングスペースGRANDSLAMを共同創業。
「成長・共創・つながり」を生み出すコワーキングスペースであることをコンセプトに運営。
転職エージェントとコワーキング経営の複業の両立を目指す。
コミュニティクリエイター、またコミュニティアドバイザーとしても活動中。

(会社URL)https://grandslam.osaka/

 

 

ーしくじりの糧・学び①

『商売するうえで社会のルールを知っておくべきだった』

  

僕はさっきご紹介いただいた通り3年前の2019年にコワーキングスペースを今の場所でオープンしています。

 

その当時最初につけた名前と今とが実は違うんですね。本当は大事にしたかった名前がちょっとやめざるを得なかったという失敗です。

 

まあ商標登録の件で僕らはちょっとしたミスというか心配したというのがまず結論にあります。なかなかリアルな失敗なんですよね。

 

2021年の3月頃に、とある会社さんの弁護士さんから「御社名の商標登録しましたので名前変えてください。同じ名前使わないでください」という形でご連絡いただきましたので変えざるをえなかったことが起こった出来事です。

 

いわゆるサービス名の名前かぶりですね。

 

会社名は全く違うので問題ないですが、同じような名前で同じ業種をやってる場合、商標登録してる方のが強いんです。

 

実績や創業年数など関係なく商標取得している方が強いというのがあり、僕らは2021年3月か4月から今の名称に変更しているため、まだ1年しか経ってないんです。

 

今の「グランドスラム」に至った理由は、僕がもともと野球すごい好きで、この名前がポジティブな印象もあり、たまたまその名前を決めるミーティングの時に、プロ野球の阪神対巨人戦がラジオか何かで聞いてたんですよね。

 

その時に名前は忘れましたが、誰かが満塁ホームランを打ったんですよ。

 

満塁ホームランって「グランドスラム」って言うじゃないですか。なんかキャッチーで一言で言いやすいしかっこよくてポジティブだし、それに言いにくい名前でもなく馴染みがあるのでメンバー全員にあるかっていうと僕はいいなと思って押しました。

 

こういう経験できてよかったよねにちょっとそれを飛び越えてしまう。その存在まで発生しちゃうようなあの話になってできたら心配しない方がいいと思うんです。

 

名前ってなんか大事じゃないですか?2021年4月に今の名前に変えさせられたっていう経緯ではあるんですけど、できたら前の名前でやりたかったという思いはありました。

 

僕だけで創業してないのでみんなでつけた名前だったんで色々と思いましたね。

 

前の名称についてはこちらの不備があり、メンバーにも申し訳なかったです。

 

ただ名前っていうとやはりサービスについて、ある意味で命を吹き込んだことにもなるかなと思うので大事にしたかったんですけど、結果として変えてしまった、変えざるえなかったというところで僕はまずかったなと思っています。

 

とりあえず「ノリでこんな感じで良くない?」みたいな形で正直つけちゃった部分が今思うとありました。

 

コワーキングスペースって気軽に仕事などできる場所みたいなイメージあり、そんなに派手さはいらないような気もしますが僕はやっぱり人が運営してる場所なんでもっとキャラがあってもいいな思います。ワークスペース感というよりは多様な方がここでわちゃわちゃ仕事をして繋がっていくっていうのを大事にしてやってますす。

 

名前ももちろんですが適当につけてないですし、結果としてノリと勢いではつけましたけどこんな思いがあってこんな場所にしたいと思って名前つけたんです。

 

(続きはこちらから)

 

 

 

 

 

 

ー しくじりの糧・学び②

『第三者を入れると新しい視点が生まれ、サービスの幅が増えた』

 

これは採用した人が失敗したエピソードではなく、採用自体を後回しにしてしまってたしくじりです。

 

採用っていうのは正直あんまり前向きに捉えておらず、「良い人がいたら…」みたいなことも多かったですが何よりチームメンバーで基本的に完結してしまうことがほとんどで新しく人材を採用したからといって何か変わるのか懐疑的でした。

 

例えば、経営をはじめ、受付やSNS、経理対応など特に不便もなく出来ていましたし。

 

新しい人材が入ることで今とは違った景色見れるのかな?みたいな形で考えていました。

 

これはタラレバ論なんですが僕は実は人材採用はまだタイミングじゃないと思っていました。これは会社としての資金やタスクなどトータル含めてです。

 

このタスクって先ほどお伝えした通り、「他に頼むより別に僕でもできるよね。僕が空いてる時間でできるよ」っていうスタンスでもありましたので「自分が頑張ったらいいや。自分がちょっといろいろ遅くまで、または早く来てやったらいいや」とそんな認識でした。

 

僕はコワーキングスペース事業以外にも人材紹介の事業もやってるんで両立できるように仕事していますけど、いざ新しく人を採用して力になってくれた結果、イメージにはなかった新しい時間ができ、さらに別の売り上げやネットワークに繋がったりと非常に良いシナジーが生まれたんです。

 

そこに僕は目が向いてなかったし、踏み出せなかったということなんです。

 

正直、自分一人が頑張ればいいと思い込んでることって感じですね。

 

特に一人社長って多いと思いますし、なかなか1人の10馬力って面白いんですけども限界があったりします。

 

それに僕ら3人でこのグランドスラムという会社を2年間やっており、正直あんまり新しいアイデアというよりかは今あるものを少しずつアップデートしていけなかったですが、やっぱ新しい人が入って来ていただくことで全然違ったアイデアや発想が生まれることが増えました。

 

従来の意見とは違う視点で意見が出ることもあり、能力が高い低いとかではなく新しい意見を入れることはすごい大事だなと痛感しました。

 

ある意味で凝り固まってしまった状態でもあり、すごい僕はありがたいなと思いました。

 

確かにこの人を採用する話について色々と思う社長さんもいますが、いざ社員を入れようと思ったら勇気入れなきゃダメですね。

 

人を採用するとお金もかかりますし、マネジメントも大変ですし、会社が本当に大きくなるのかなって心配事も増えるタイプですし、何より本当に入ってくれるかどうかも心配です。

 

本当に今自分の会社に入ることで幸せなのかなと考えると、もし不幸にしてしまったら人生台無しにしてしまったらとかっていうのを考えてしまうと、ちょっと採用するのを躊躇してしまうみたいなことも全然ありえるのかなと思います。

 

(続きはこちらから)

 

 

 

 

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