2025.06.03 | ミライカイゴ会議
【開催報告】未来の担い手へ!ミライカイゴ介護®特別講義レポート

——なぜこの男は、日本一“マッチョ”が多い介護施設を作ったのか?
2025年5月16日、愛知県の大学にて「ミライカイゴ介護®特別講義」が開催されました。
今回の講義テーマは、ひときわキャッチーなこちらの問い:
「なぜこの男は、日本一“マッチョ”が多い介護施設を作ったのか?」
登壇したのは、株式会社VISIONARY 代表取締役CEO・丹羽悠介氏。
異色のキャリアを持ち、筋肉と福祉を融合させたデイサービス「マッチョな介護」で注目を集める若手起業家です。
ページ下にアーカイブ動画を添付していますのでこちらもご参照ください。
Contents
「制度」よりも「人」から始まる介護
講義の冒頭、丹羽氏が語ったのは、自身の原体験。
学生時代、介護アルバイトを通じて現場の「余裕のなさ」と「感謝の多さ」に触れた彼は、大学卒業後にNPO法人を立ち上げ、その後法人化。福祉を“楽しく・かっこよく・ワクワクできる”ものに変えるための実践を重ねてきました。
「“支える側”が元気じゃないと、福祉って続かないんです。」
丹羽氏の言葉には、制度設計や補助金の話ではなく、“現場をどう元気にするか”という視点が貫かれていました。
そのために選んだのが「筋トレ」。職員の健康増進はもちろん、利用者との信頼関係を築く一助として、マッチョであることが意外にも福祉現場にフィットしたといいます。
学生と経営者の「垣根なきディスカッション」
今回の講義は、いわゆる一方通行の講演形式ではなく、学生と丹羽氏が同じ目線で語り合う対話型セッション。
- 「なんでマッチョだったんですか?」
- 「介護って、結局どこに向かってるんでしょう?」
- 「やりたいことをどうビジネスにしていくんですか?」
そんなストレートな問いかけに対して、丹羽氏は終始笑顔で、かつ真摯に答えていました。
「正直、やってみないとわからないことばかり。でも、やらないと何も起きない。それが起業であり、介護の現場でも同じです。」
学生たちは、「挑戦」に対するリアルな語りに刺激を受けた様子で、「介護=制度の中の仕事」という固定観念が大きく揺さぶられたようでした。
アンケート結果に見る「介護」へのまなざしの変化

講義後のアンケートでは、参加者の多くが次のような声を寄せています。
- 満足度:「とても満足」+「満足」=約81%
- 内容の理解度:「とても分かりやすかった」が最多
- 今後の参加意欲:「ぜひまた参加したい」が90%以上
「介護に対してポジティブな印象を持てた」
「福祉がビジネスや起業と結びつくなんて知らなかった」
「自分の“好き”を活かしたキャリアの描き方が見えた」
参加者のコメントからは、「介護=受け身」ではなく、「介護=創造的な仕事」という認識への転換が起きていることが伺えます。YouTubeで当日の様子も公開中!
YouTubeで当日の様子も公開中!
講義の模様は、後日ミライカイゴ会議®の公式YouTubeチャンネルにて一部公開されています。
参加できなかった方、もう一度振り返りたい方は、ぜひご覧ください。
▶️ https://youtu.be/AOzYr37aOW0?si=-IFJ2XUb719XOueR
ミライカイゴ介護®が目指す未来
特別講義!ミライカイゴ介護®では、これからの福祉業界を担う学生たちに向けて、現場と社会の“リアル”を届ける取り組みを続けています。
制度に縛られず、自分たちの感性と行動力で福祉をアップデートしていく——
そんな実践者たちと出会える場を、これからも作り続けていきます。
また秋口に特別講義!ミライカイゴ会議®も開催を予定しますので、確定次第ず、随時ご連絡させていただきます。