2025.09.04 | ミライカイゴ会議®

ミライカイゴ会議®|学生×経営者が介護福祉の未来を語るライブ配信。

 

ミライカイゴ会議®とは2023年5月から介護福祉の未来と魅力発信を目的に全国の施設運営者と学生とが決まったテーマについてディスカッションしていくライブ配信のトークバラエティ番組です。現在(2025年8月時点)まで施設運営者、学生それぞれ50名以上の皆さんに出演いただきました。

毎月ライブ配信は行っており、視聴者からのリアルタイムコメントや学生、介護福祉職向けの事前アンケートも毎回活用させていただいています。

また不定期で対面でのミライカイゴ会議®や大学、専門学校等へ出向き、第一線で活躍する介護福祉経営者による特別講義なども実施しています。

これからも介護福祉の可能性を最大限に探求し、若い世代をはじめ、業界の未来と魅力を発信していきます。

 

超高齢社会が迫る中、いつからか介護福祉業界が選ばれなくなってきました。

とあるアンケートでは新卒者の90%以上がそもそも介護福祉業界を就職先として選択肢に入れていないことも分かっています。

「社会貢献が高い」ためガクチカとして関わりたい反面、「賃金が安い」、「重労働」、「汚い(環境面)」などネガティブイメージが業界を悪くしている背景もあります。

私たちは、ミライカイゴ会議®を通じて、介護福祉業界の働き手への未来と魅力を発信することをミッションとして、業界に関わる人を20000人以上増やすことを目指します。

人が一生涯に関われる人数が150名とされ、その方の先までこの考えが浸透することでミライカイゴ会議®のミッション、ビジョンが達成できるからです。

 

ミライカイゴ会議®で定期的なライブ配信をはじめ、大学生らへ直接語り合う特別講演!ミライカイゴ会議®やライブ配信の忖度なしのパネルディスカッションをリアルで行うリアルミライカイゴ会議®なども実施しています。

特別講義!ミライカイゴ会議®のベネフィットはまず第一に、字のごとく、施設運営者が学生へ直接講義することです。

学生のうちに経営者や理事長といった立場の方と触れる機会はほとんどありません。しかし特別講義では事業を率いる当事者から直接話を聞くことができます。

経営者としてどのような思いで日々の意思決定を行い、どのような困難を乗り越えてきたのか。その生の経験を知ることは、学生にとって将来のキャリアを描く上での大きなヒントとなります。漠然とした将来像が具体的なイメージへと変わり、自分自身のキャリアパスを考えるきっかけとなるのです。

 

次に、業界のリアルを知ることができる点です。

介護や福祉の仕事に対して、多くの学生は「やりがいがありそう」「人の役に立てそう」といったイメージを持っています。しかし実際の現場には、利用者や職員とのコミュニケーションの難しさ、制度や資金の制約、日々発生する小さな課題解決など、現場ならではのリアリティがあります。

こうした「理想と現実」のギャップを、現場で働く運営者から直接学ぶことで、就職後のミスマッチを防ぐことができます。教科書やイメージだけでは得られない具体的な姿を知ることで、自分が本当にやりたい仕事なのかどうかを見極めることができ、働くモチベーションの向上にもつながっていきます。

 

そして三つ目は、視野が広がり、選択肢が増えるという点です。

介護や福祉の仕事は「現場でケアをすること」だけではありません。経営、マネジメント、地域との連携、テクノロジー導入、さらには起業といった多様なキャリアの広がりがあります。多様な経験を持つ施設運営者から直接話を聞くことで、学生は自分自身では気づかなかった新たな価値観に触れることができます。自分の視座が変わり、今後のキャリアをより広い視点で考えることができるようになるでしょう。その結果、就職先の選択肢だけでなく、将来的なキャリア形成の可能性も大きく広がっていきます。

 

また不定期ではありますが運営者をはじめ、過去登壇いただいた施設運営者や学生らがリアルで集まり、忖度抜きのディスカッションを行うリアルミライカイゴ会議®も開催しています。

 

未来の担い手へ。ミライカイゴ介護®特別講義レポート

「リアル ミライカイゴ会議®」は介護の未来を“現場から”考えることを目的に生まれた対話型イベントです。オンライン配信を中心に続けてきたミライカイゴ会議®を、実際に人と人が向き合い、語り合うリアルの場へと発展させた取り組みであり、2025年2月4日には大阪・グランフロント北館で初の開催が実現しました。

当日は、介護福祉業界で働く職員や施設経営者、学生、行政関係者など、立場を越えて多くの人々が集い、「どうなる⁈日本の介護福祉」というテーマを中心に活発な意見交換が行われました。

「なぜ介護福祉は選ばれなくなったのか」「介護×AIの未来」など、現場が直面する課題を、参加者が忖度なく語り合う場面も多く見られました。机を囲んだグループディスカッションでは、現場のリアルな声が飛び交い、参加者からは「時間があっという間だった」「こんなに深く話せるとは思わなかった」といった声も寄せられています。

 

このリアル開催の目的は、現場の一人ひとりが“当事者”として介護の未来を考え、共に創っていくことにあります。現場・教育・経営の枠を越え、介護福祉という仕事の本質と社会的価値を再定義する。その対話の積み重ねこそが、ミライカイゴ会議®の原動力です。

参加者にとっての最大の魅力は、他施設や異業種の取り組みを知り、新たな視点を得られることにあります。介護の課題を「自分ごと」として捉え直すきっかけとなり、同じ志を持つ仲間とつながることで、現場の変化や地域連携のヒントが生まれていきます。また、学生にとっては、教科書では学べない“介護のリアル”に触れる貴重な機会となっています。

リアルミライカイゴ会議®は、単なるイベントではなく、介護の現場と教育、経営、地域をつなぐ共創プラットフォームです。ここで生まれた気づきやつながりが、介護の現場改善や人材育成、新しい働き方の創出へと広がっています。

これからも「介護の未来を動かす場」として、全国各地へと展開していく予定です。

介護福祉業界の多様なテーマを毎回掲げ、忖度なしのディスカッションをお届けしているミライカイゴ会議®。

多彩なゲスト経営者や学生らが出演し、2023年5月からライブ配信している過去のアーカイブ動画はこちら画像をクリックするとご覧になれます。倍速などでお気軽にご覧ください。

 

運営メンバー

ミライカイゴ会議®は介護福祉業界で活躍するメンバーをもとに構成されているプロフェッショナル集団です。(2025年9月1日現在)

 

 

介護美容まき家
代表 長内 麻紀穂

 

高齢者施設で美容ケア(ネイル、エステ、レクリエーション等)を行う。拠点は神奈川・東京。元広告会社の営業マン。修行のつもりで介護士になったら想像の100倍楽しく、現在もたまに介護士として勤務する。

 

株式会社ONZiii Act
副社長 PT 堀山貴之

 

理学療法士として総合病院に勤務したのち、リハビリ難民を救う!をテーマに愛知県にて起業。リハビリ特化型デイ、ピラティススタジオなどを運営する会社のNo.2。現在は新しい介護予防の形を開拓中。

 

(一社)フクシスタイル
代表理事 辻本真吾

 

23年間特別養護老人ホームで事務員勤務し、その経験から人事・採用特化コンサルティング会社を立上げる。現在は福祉企業の様々なお困り事を人事視点でサポート。「人が集まる介護福祉業界」目標に日々邁進中。

 

 

訪問介護美容sowelu
つばり えりか

 

大阪を拠点に、高齢者施設や地域イベントで美容ケア(ネイル・エステ・メイク)やレクリエーションを行っている。介護美容との出会いをきっかけに事務職から介護の道へ。現場経験を活かしながら日々の生活に輝きを添える時間をお届けしている。


 

愛知県立古知野高校
福祉科教諭 髙木 諒

 

高校・大学で福祉を学び、今は福祉科教員として教える立場に。気づけば人生の半分以上を福祉教育と共に過ごしてきた。「生徒の挑戦が、誰かの明日を支える力になる!」と自分に言い聞かせながら、奮闘する毎日を送っている。

 

合同会社4U
代表 蛯沢渉

 

イノベーションをミッションに介護施設コンサルティング、施設見学、介護施設AWARD、営業コンサルティングなど実施。他、しくじり経営者®コンテンツやIPO目指すスタートアップ支援、レジリエンスDB等も展開!

 

 

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