2024.02.14 | Podcast

【しくじり経営者05】株式会社シスプライマリー 代表取締役 松谷真吾 社長

今回しくじりエピソードを語っていただけるは株式会社シスプライマリー 代表取締役 松谷真吾 社長です。

 

(プロフィール)
株式会社シスプライマリー  代表取締役 松谷真吾
2003年3月ESPミュージカルアカデミー ギター学科卒
2003年4月レコード会社にて個人としてバックミュージシャン、作曲者を担当
2005年10月 某システム会社入社
2010年7月 某不動産会社にて営業
2010年9月 某システム会社入社
2014年4月代表取締役就任、兼フリーランスエンジニア
2018年11月株式会社シスプライマリー設立(代表を知り合いに任せる)
2021年12月株式会社シスプライマリー代表取締役就任、兼フリーランスエンジニア
現在に至る

(会社URL)https://sysprimary.co.jp/

 

 

ーしくじりの糧・学び①

『謙虚に真面目に働くしかない。うまくいったところで安心して動かないと落ちる。』

  

僕はエンジニアで仕事する前、元々レコード会社でアイドルのバックミュージシャンやゲーム音楽の作曲、アイドルの曲とか作っていました。

 

 

元々はレコード会社でプロギタリストと作曲家やってたのですけど22歳でシステムエンジニアになりました。今はこのエンジニア歴が18年になりましたね。

 

ただ途中エンジニアが嫌になって不動産屋の営業やったこともありますが、「こんなに頑張ってこれだけしか儲からないの?」と感じ、それで絶望してIT業界に戻ったのです。

 

不動産業界って勝手ながら儲かるイメージはありましたが、相当動いている方はたしかにしっかりと稼ぐことができるかと思います。

 

周り見てもそのぐらいやらないと給料取れないだろうなと思い、28歳の頃に就職した会社の子会社を任されたのですよ。

 

嬉しかったですが、実はそこからが失敗の始まりだったのです。(笑)

  

 

最初に任された時は給料0から頑張ってフリーランスで生活費稼ぎながらやっていたのですけど「どうしようかな…アプリ開発して1発当てようかな…」しか稼げないのかなと考えたりしていました。

 

アプリ開発って稼げるイメージありますが、みなそれで何千万円もの事業資金を溶かして潰れているケースも多いです。

 

このエンジニアとかアプリ開発とかそういう業界ですし、飲食も一緒じゃないですか。当たれば当たるし、 負けるときは負ける。ある意味でバクチです。計画性のあるバクチです。(笑)

 

最初そうやって徐々に取り組んでいくうちに「SESってこうやっていくんだな」と分かり始めて、最終的には売り上げ2億円まで上がったのです。

 

補足ですがこのSES事業とはエンジニアの出向、派遣のような形でお客様と請負い契約を取り、プロジェクトに月単位で人材を提供してお手伝いに行くような形です。エンジニアをお客様の社員さんと一緒にチームで働き手伝ってプロジェクトを成功させることがゴールです。

 

周りの社長さんとか聞くとそこまで高いわけではないと思いますけどサラリーマンから見たら高いぐらいですけどね。35歳ぐらいの頃に売上2億円上がると高飛車になって調子に乗り始めてしまいました。(笑)

 

まず良い車が目に入ったので上から2番目のランクの型落ちですが、250万ぐらいの中古レクサスを購入しちゃいました。

 

ただそれが親会社の社長に見つかり、印象悪く思ったみたいですね。

 

それでも懲りずに、ひとり身でしたが家賃28万の3LDK(約75平米)の所に住んだりしていたんです。さすがにちょっとやりすぎたかもしれないですけど…(笑)


当時、会社が池袋だったので歩いて行けるところで良い家を借りましたね。

 

しばらくするとその親会社の社長と関係性、雰囲気も悪くなりましたし、こちらの態度も悪かったこともあり、結果としてすごく怒られました。

 

それから一時的な吸収合併をさせられたのですよね。子会社は休眠状態という……

  

 

(続きはこちらから)

 

 

 

 

ー しくじりの糧・学び②

『やればできる!一からできるか不安だったがやってみたらできた!』

 

2億円売上げて良いところ住んでいると必ずどこかで落ちると思っていたので、1回落ちて良かったなと思います。

 

人ってどこか満足すると動かなくなるのです。
そうなると結果として落ちてしまうのがしくじりの過程でもあります。

 

今回のしくじりは2018年11月、僕が35歳の時に自分の会社を立ち上げておいたのですよ。
それが現在運営しているシスプライマリーという会社です。

 

この会社は前の会社にいた時、「これはもしかしたら自分が追い出されるかもしれないな…」と感づいた時に自分の会社を立ち上げておいたのです。

 

僕が色々としくじって吸収合併や休眠させる手前ぐらいでうすうす感づいていましたので行動しました。

 

やはり自分が調子に乗ってきている状況や親会社とも少しギクシャクしていることもあり、23歳の知り合いの方に「社長をやってくれ」と立ち上げた会社を任せておいたのですよ。もちろん自分の名前を出せなかったので伏せる形でお願いしました。

 

任せた彼も新卒の従業員だったのですけどやる気がありそうでしたね。新卒社員がいきなり社長になることもありませんから、それもあったかもしれません。

 

僕が前回のしくじりではないですが色々とやらかした時に「これはやってられん」と当時任されていた子会社社長を辞めるわけです。同時に僕の会社を任せていた彼(社長)も辞めて自分の会社を作ると言い出したのです。

 

 

彼とは入れ替わる形で僕は自分の会社に入り、やっと自分のオーナー会社でやることができたのですが、その時にエンジニア全従業員10名を任せていた23歳の社長に全部持ってかれたのです。

 

 

その時に売上が4000万円ぐらいだったのが働く人がいませんから0(ゼロ)になり、また立て直していくことになります。

 

売上が0の状態からエンジニア探して、さぼらずに行動したら2年で現在正社員13名、個人事業主7名で売上は1.5億円ほどになりました。

 

売上4000万円が0円、従業員10名から0名になるとメンタルは少しやられましたが、その時はしょうがないかぐらいに思いました。

 

前の会社を色々としくじり、自分から辞めたのですけど「0からまたやればいいかな」という状況になっていたので、その時は運が良ければ人は残っているし、駄目なら別に0からのスタートという考えでしたね。……

 

 

(続きはこちらから)

 

 

  

 

 

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